The Moon · al-Qamar · سورة القمر · 55 ayahs

بِسْمِ اللَّهِ الرَّحْمَٰنِ الرَّحِيمِ

慈悲あまねく*慈愛深き*アッラー*の御名において。

اقْتَرَبَتِ السَّاعَةُ وَانْشَقَّ الْقَمَرُ

(復活の)時は近づき、月は(真っ二つに)裂けた。

وَإِنْ يَرَوْا آيَةً يُعْرِضُوا وَيَقُولُوا سِحْرٌ مُسْتَمِرٌّ

そして、たとえ(使徒*ムハンマド*の正しさを示す)御徴を目にしても、彼ら(シルク*の徒)は(その信仰に)背を向け、言うのだ。「(これは、)消え失せる魔術である」。

وَكَذَّبُوا وَاتَّبَعُوا أَهْوَاءَهُمْ ۚ وَكُلُّ أَمْرٍ مُسْتَقِرٌّ

また、彼らは(預言者*を)噓つき呼ばわりし、自分たちの私欲に従った。事の全ては(復活の日*)、決着を見る。

وَلَقَدْ جَاءَهُمْ مِنَ الْأَنْبَاءِ مَا فِيهِ مُزْدَجَرٌ

彼らのもとには、(使徒*を噓つき呼ばわりした、過去の民の)消息である、戒めを(十分に)含んだものが、確かに到来したのだ。

حِكْمَةٌ بَالِغَةٌ ۖ فَمَا تُغْنِ النُّذُرُ

(それは)確固とした英知である。そして(それに背を向ける者たちに)警告が役立つことなど、あろうか?

فَتَوَلَّ عَنْهُمْ ۘ يَوْمَ يَدْعُ الدَّاعِ إِلَىٰ شَيْءٍ نُكُرٍ

ゆえに(使徒*よ)、彼らに背を向けるがよい。呼ぶ者が、想像を絶することへと呼ぶ(復活の)日、

خُشَّعًا أَبْصَارُهُمْ يَخْرُجُونَ مِنَ الْأَجْدَاثِ كَأَنَّهُمْ جَرَادٌ مُنْتَشِرٌ

彼らは怖気づいた眼をしつつ、まるで散らばるイナゴのように墓場から出て来る、

مُهْطِعِينَ إِلَى الدَّاعِ ۖ يَقُولُ الْكَافِرُونَ هَٰذَا يَوْمٌ عَسِرٌ

呼ぶ者のところへ、あたふたと。不信仰者*たちは、言う。「これは過酷な日だ」。

كَذَّبَتْ قَبْلَهُمْ قَوْمُ نُوحٍ فَكَذَّبُوا عَبْدَنَا وَقَالُوا مَجْنُونٌ وَازْدُجِرَ

彼ら(マッカ*の不信仰者*ら)以前、ヌーフ*の民が噓つき呼ばわりした。彼らは、われら*の僕(ヌーフ*)を噓つき呼ばわりして、「(彼は)憑かれた者だ」と言い、(ヌーフ*は布教することを)戒められた。

فَدَعَا رَبَّهُ أَنِّي مَغْلُوبٌ فَانْتَصِرْ

それで彼(ヌーフ*)は、「本当に私は抑圧された者です。(私を)お助け下さい」と、その主*に祈った。

فَفَتَحْنَا أَبْوَابَ السَّمَاءِ بِمَاءٍ مُنْهَمِرٍ

こうしてわれら*は降りつける(大量の雨)水と共に、天の諸門を開いた。

وَفَجَّرْنَا الْأَرْضَ عُيُونًا فَالْتَقَى الْمَاءُ عَلَىٰ أَمْرٍ قَدْ قُدِرَ

また、大地を(沢山の)泉で噴き出させ、(天と大地からの)水は既に定められていた命令の通り、合流した。

وَحَمَلْنَاهُ عَلَىٰ ذَاتِ أَلْوَاحٍ وَدُسُرٍ

そして、われら*は彼(と、彼と共にあった者たち)を、数々の板と釘からなる者(船)で運んだ。

تَجْرِي بِأَعْيُنِنَا جَزَاءً لِمَنْ كَانَ كُفِرَ

それは信じてはもらえなかった者(ヌーフ*)への報いとして、われら*の眼差しのもと走った。

وَلَقَدْ تَرَكْنَاهَا آيَةً فَهَلْ مِنْ مُدَّكِرٍ

われら*は確かに、それを(われら*の力を証明する)御徴として残しておいた。では、(この話から)教訓を得る者はいるのか?

فَكَيْفَ كَانَ عَذَابِي وَنُذُرِ

わが懲罰と警告は、いかなるものだったか?

وَلَقَدْ يَسَّرْنَا الْقُرْآنَ لِلذِّكْرِ فَهَلْ مِنْ مُدَّكِرٍ

われら*は確かにクルアーン*を、教訓を得るに容易いものとした。では、(それから)教訓を得る者はいるのか?

كَذَّبَتْ عَادٌ فَكَيْفَ كَانَ عَذَابِي وَنُذُرِ

アード*は、(フード*を)噓つき呼ばわりした。わが懲罰と警告は、いかなるものだったか?

إِنَّا أَرْسَلْنَا عَلَيْهِمْ رِيحًا صَرْصَرًا فِي يَوْمِ نَحْسٍ مُسْتَمِرٍّ

本当にわれら*は、立て続く大難の日に、彼らに対して咆哮の暴風を送った。

تَنْزِعُ النَّاسَ كَأَنَّهُمْ أَعْجَازُ نَخْلٍ مُنْقَعِرٍ

人々を、引っこ抜かれたナツメヤシの木の根幹のように、根こそぎにする(暴風を)。

فَكَيْفَ كَانَ عَذَابِي وَنُذُرِ

わが懲罰と警告は、いかなるものだったか?

وَلَقَدْ يَسَّرْنَا الْقُرْآنَ لِلذِّكْرِ فَهَلْ مِنْ مُدَّكِرٍ

われら*は確かにクルアーン*を、教訓を得るに容易いものとした。では、(それから)教訓を得る者はいるのか?

كَذَّبَتْ ثَمُودُ بِالنُّذُرِ

サムード*は、(サーリフ*からの)警告を嘘呼ばわりした。

فَقَالُوا أَبَشَرًا مِنَّا وَاحِدًا نَتَّبِعُهُ إِنَّا إِذًا لَفِي ضَلَالٍ وَسُعُرٍ

彼らは言った。「一体、私たちの内の一介の人間に、私たちが従うとでも?そうしたら、本当に私たちは、迷いと狂気の中にあることになる。

أَأُلْقِيَ الذِّكْرُ عَلَيْهِ مِنْ بَيْنِنَا بَلْ هُوَ كَذَّابٌ أَشِرٌ

一体、私たちを差しおいて、彼の上に教訓(啓示)が下されたと?いや、彼は大噓つきで自惚れ屋だ」。

سَيَعْلَمُونَ غَدًا مَنِ الْكَذَّابُ الْأَشِرُ

近い日に、彼らは知るであろう。誰が大噓つきで自惚れ屋かを。

إِنَّا مُرْسِلُو النَّاقَةِ فِتْنَةً لَهُمْ فَارْتَقِبْهُمْ وَاصْطَبِرْ

本当にわれらは、彼らへの試練ゆえ、雌ラクダを送る者である。ゆえに(サーリフ*よ、)彼ら(に何が起こるか)を見守り、よく忍耐*せよ。

وَنَبِّئْهُمْ أَنَّ الْمَاءَ قِسْمَةٌ بَيْنَهُمْ ۖ كُلُّ شِرْبٍ مُحْتَضَرٌ

そして彼らに伝えるのだ。水は、彼ら(と雌ラクダ)の間で(、隔日の)割り当てであるということを。水の各々の順番は、(順番の主にのみ)立ち会われるものである。

فَنَادَوْا صَاحِبَهُمْ فَتَعَاطَىٰ فَعَقَرَ

こうして彼らは(、雌ラクダを殺すために)自分たちの仲間を呼び、彼は(それを)捕まえ、(その)腱を切った。

فَكَيْفَ كَانَ عَذَابِي وَنُذُرِ

わが懲罰と警告は、いかなるものだったか?

إِنَّا أَرْسَلْنَا عَلَيْهِمْ صَيْحَةً وَاحِدَةً فَكَانُوا كَهَشِيمِ الْمُحْتَظِرِ

本当にわれら*は、彼らに轟きの一声を送り、それで彼らは柵の枯れ枝のようになってしまった。

وَلَقَدْ يَسَّرْنَا الْقُرْآنَ لِلذِّكْرِ فَهَلْ مِنْ مُدَّكِرٍ

われら*は、確かにクルアーン*を、教訓を得るに容易いものとした。では、(それから)教訓を得る者はいるのか?

كَذَّبَتْ قَوْمُ لُوطٍ بِالنُّذُرِ

ルート*の民は、警告を、嘘呼ばわりした。

إِنَّا أَرْسَلْنَا عَلَيْهِمْ حَاصِبًا إِلَّا آلَ لُوطٍ ۖ نَجَّيْنَاهُمْ بِسَحَرٍ

本当にわれら*は彼らに、石を降らす風を送った。ルートの一族は別で、われら*は明け方に、彼ら(ルート*の一族)を救い出した。

نِعْمَةً مِنْ عِنْدِنَا ۚ كَذَٰلِكَ نَجْزِي مَنْ شَكَرَ

われら*のもとからの、恩恵ゆえに。(ルート*とその一族にそうしたのと)同様に、われら*は(われら*を信仰し、)感謝した者に報いるのだ。

وَلَقَدْ أَنْذَرَهُمْ بَطْشَتَنَا فَتَمَارَوْا بِالنُّذُرِ

彼(ルート*)は確かに彼らに対し、われら*の(懲罰による)制圧を警告した。にも関わらず、彼らは警告に対して懐疑的だったのだ。

وَلَقَدْ رَاوَدُوهُ عَنْ ضَيْفِهِ فَطَمَسْنَا أَعْيُنَهُمْ فَذُوقُوا عَذَابِي وَنُذُرِ

彼らは確かに彼(ルート*)を、その客人(への醜行を求めるが(ゆえに、言いくるめようと試みた。それでわれら*は、彼らの眼を消したのである。(彼らには、こう言われた。)「わが懲罰と警告を味わうがよい」。

وَلَقَدْ صَبَّحَهُمْ بُكْرَةً عَذَابٌ مُسْتَقِرٌّ

そして早朝には、恒久的な懲罰が確かに、彼らを襲った。

فَذُوقُوا عَذَابِي وَنُذُرِ

(彼らには、こう言われた。)「わが懲罰と警告を味わうがよい」。

وَلَقَدْ يَسَّرْنَا الْقُرْآنَ لِلذِّكْرِ فَهَلْ مِنْ مُدَّكِرٍ

われら*は確かにクルアーン*を、教訓を得るに容易いものとした。では、(それから)教訓を得る者はいるのか?

وَلَقَدْ جَاءَ آلَ فِرْعَوْنَ النُّذُرُ

フィルアウン*の一族のもとに、(不信仰に対する懲罰の)警告が、確かに到来した。

كَذَّبُوا بِآيَاتِنَا كُلِّهَا فَأَخَذْنَاهُمْ أَخْذَ عَزِيزٍ مُقْتَدِرٍ

彼らは、われら*の御徴を全て噓つき呼ばわりしたので、われら*は彼らを偉力ならびなく全能なる者の掌握で捕らえた。

أَكُفَّارُكُمْ خَيْرٌ مِنْ أُولَٰئِكُمْ أَمْ لَكُمْ بَرَاءَةٌ فِي الزُّبُرِ

一体(クライシュ族*よ、)あなた方の不信仰者*たちの方が、それらの(滅ぼされた不信仰)者*たちよりも優れているのか?それとも、あなた方には書巻の中に(、アッラー*の懲罰からの)無事が(保証されて)あるというのか?

أَمْ يَقُولُونَ نَحْنُ جَمِيعٌ مُنْتَصِرٌ

いや、彼らは「私たちは全員、勝利者である」などと言うのか?

سَيُهْزَمُ الْجَمْعُ وَيُوَلُّونَ الدُّبُرَ

(不信仰者*の)集団はじきに打倒され、背中を見せ(敗走す)るのだ。

بَلِ السَّاعَةُ مَوْعِدُهُمْ وَالسَّاعَةُ أَدْهَىٰ وَأَمَرُّ

いや、(復活の)時が、彼らの約束の時。その時はより過酷で、苦痛にあふれている。

إِنَّ الْمُجْرِمِينَ فِي ضَلَالٍ وَسُعُرٍ

本当に罪悪者たちは、迷いと烈火の中にある。

يَوْمَ يُسْحَبُونَ فِي النَّارِ عَلَىٰ وُجُوهِهِمْ ذُوقُوا مَسَّ سَقَرَ

その日、彼らは顔から逆さまになって業火の中を引きずられ、(こう言われる、)「焦炎の感触を味わうがよい」。

إِنَّا كُلَّ شَيْءٍ خَلَقْنَاهُ بِقَدَرٍ

本当にわれら*は全てのものを、定めと共に創造した。

وَمَا أَمْرُنَا إِلَّا وَاحِدَةٌ كَلَمْحٍ بِالْبَصَرِ

そして、われら*の命令は一瞥のごとき(「あれ」という)一言に過ぎない。

وَلَقَدْ أَهْلَكْنَا أَشْيَاعَكُمْ فَهَلْ مِنْ مُدَّكِرٍ

われら*は、確かに(不信仰だった)彼らの同類たちを滅ぼした。では、(そのことから)教訓を得る者はいるのか?

وَكُلُّ شَيْءٍ فَعَلُوهُ فِي الزُّبُرِ

そして彼らがした全ての物事は、書巻の中に(記録されて)あり、

وَكُلُّ صَغِيرٍ وَكَبِيرٍ مُسْتَطَرٌ

小さいことも、大きいことも、全て書き留められているのだ。

إِنَّ الْمُتَّقِينَ فِي جَنَّاتٍ وَنَهَرٍ

本当に敬虔な*者たちは(復活の日*)、楽園と河川のもとにある。

فِي مَقْعَدِ صِدْقٍ عِنْدَ مَلِيكٍ مُقْتَدِرٍ

全能の王者(アッラー*)の御許の、善き座り場所に。