وَالذَّارِيَاتِ ذَرْوًا
ばらばらと、撒き散らすものにかけて、
بِسْمِ اللَّهِ الرَّحْمَٰنِ الرَّحِيمِ
慈悲あまねく*慈愛深き*アッラー*の御名において。
وَالذَّارِيَاتِ ذَرْوًا
ばらばらと、撒き散らすものにかけて、
فَالْحَامِلَاتِ وِقْرًا
また、重厚なものを運ぶものにかけて、
فَالْجَارِيَاتِ يُسْرًا
また、なめらかに走るものにかけて、
فَالْمُقَسِّمَاتِ أَمْرًا
また、ご命令を分配するものたちにかけて(誓う)。
إِنَّمَا تُوعَدُونَ لَصَادِقٌ
本当に(人々よ)、あなた方に約束されていること(復活と清算)は、まさしく真実である。
وَإِنَّ الدِّينَ لَوَاقِعٌ
そして本当に、応報は必ず起こる。
وَالسَّمَاءِ ذَاتِ الْحُبُكِ
(創造)美を備えた天にかけて(誓う)。
إِنَّكُمْ لَفِي قَوْلٍ مُخْتَلِفٍ
本当に(噓つきたちよ)、あなた方は(使徒*とクルアーン*について、)まさに相異なる(混乱した)言説の中にある。
يُؤْفَكُ عَنْهُ مَنْ أُفِكَ
(アッラー*の明証に背を向けたため、信仰から)背かされた者は、そこから背かされる。
قُتِلَ الْخَرَّاصُونَ
噓つきたちが、成敗されますよう。
الَّذِينَ هُمْ فِي غَمْرَةٍ سَاهُونَ
(彼らは)不注意にも、(不信仰と迷いの)奥底に漬かり切っている者たち。
يَسْأَلُونَ أَيَّانَ يَوْمُ الدِّينِ
彼らは、報いの日*はいつなのか、と(嘲笑しつつ)尋ねる。
يَوْمَ هُمْ عَلَى النَّارِ يُفْتَنُونَ
(その日とは)彼らが、業火で熱され(るという試練にかけられ)る日。
ذُوقُوا فِتْنَتَكُمْ هَٰذَا الَّذِي كُنْتُمْ بِهِ تَسْتَعْجِلُونَ
(彼らには、こう言われる。)「あなた方が(現世で)性急に求めていた(、業火の懲罰という)試練を、味わうがよい」。
إِنَّ الْمُتَّقِينَ فِي جَنَّاتٍ وَعُيُونٍ
本当に敬虔な*者たちは、楽園と泉の中にある。
آخِذِينَ مَا آتَاهُمْ رَبُّهُمْ ۚ إِنَّهُمْ كَانُوا قَبْلَ ذَٰلِكَ مُحْسِنِينَ
彼らの主*が授けて下さった(お望みの)ものを、手にしつつ、本当に彼らは以前(現世で)、善を尽くす者たちだったのだから。
كَانُوا قَلِيلًا مِنَ اللَّيْلِ مَا يَهْجَعُونَ
彼らが眠っていたのは、(タハッジュドのため、)夜の僅かな時間だけだった。
وَبِالْأَسْحَارِ هُمْ يَسْتَغْفِرُونَ
また明け方には、(アッラー*に罪の)赦しを乞うていた。
وَفِي أَمْوَالِهِمْ حَقٌّ لِلسَّائِلِ وَالْمَحْرُومِ
また彼らの財産の内には、(他人に施しを)求める者にも、(それを)禁じられた者にも、(与えることを決めた)権利があった。
وَفِي الْأَرْضِ آيَاتٌ لِلْمُوقِنِينَ
また大地には、(アッラーの唯一性*を)確信する者たちにとっての(、かれの全能性を示す)御徴がある。
وَفِي أَنْفُسِكُمْ ۚ أَفَلَا تُبْصِرُونَ
そして、あなた方自身の(創造の)内にも。一体、あなた方は(それに無頓着で)目を開かないのか?
وَفِي السَّمَاءِ رِزْقُكُمْ وَمَا تُوعَدُونَ
また天には、あなた方の糧と、あなた方に約束されているものがある。
فَوَرَبِّ السَّمَاءِ وَالْأَرْضِ إِنَّهُ لَحَقٌّ مِثْلَ مَا أَنَّكُمْ تَنْطِقُونَ
そして天地の主*にかけて、本当にそれはまさしく真理なのだ。ちょうど、あなた方が喋る(ことに対し、自分自身、その事実を疑うことがない)のと同様に。
هَلْ أَتَاكَ حَدِيثُ ضَيْفِ إِبْرَاهِيمَ الْمُكْرَمِينَ
(使徒*よ、)あなたのもとに、イブラーヒーム*の貴い客人たち(人間の姿を借りた天使*たち)の話は届いたか?
إِذْ دَخَلُوا عَلَيْهِ فَقَالُوا سَلَامًا ۖ قَالَ سَلَامٌ قَوْمٌ مُنْكَرُونَ
彼ら(天使*たち)が、彼(イブラーヒーム*)のところに入り、「(あなたに)平安を」と言った時。彼(イブラーヒーム*)は言った。「(あなた方にこそ、)平安を」。ーー彼らは、見慣れない民であるぞーー。
فَرَاغَ إِلَىٰ أَهْلِهِ فَجَاءَ بِعِجْلٍ سَمِينٍ
それで彼(イブラーヒーム*)は家族の方へと席を外すと、肥えた仔牛(の焼き肉)を持って(客人のところへと)やって来た。
فَقَرَّبَهُ إِلَيْهِمْ قَالَ أَلَا تَأْكُلُونَ
そして、それを彼らに差し出した。「どうぞ、召し上がって下さい」と言いつつ。
فَأَوْجَسَ مِنْهُمْ خِيفَةً ۖ قَالُوا لَا تَخَفْ ۖ وَبَشَّرُوهُ بِغُلَامٍ عَلِيمٍ
(しかし、彼らが手を出さなかったので、)彼(イブラーヒーム*)は彼らに恐怖心を抱いた。彼らは言った。「怖がらなくてもよい(、私たちはアッラー*からの御使いである)」。そして彼に、有識な男の子の(誕生についての)吉報を告げた。
فَأَقْبَلَتِ امْرَأَتُهُ فِي صَرَّةٍ فَصَكَّتْ وَجْهَهَا وَقَالَتْ عَجُوزٌ عَقِيمٌ
すると彼(イブラーヒーム*)の妻(サーラ)は、(それを聞くと客人たちのところへと)声を上げて赴き、自分の顔を叩きつつ、言った「(私は、)年寄りで、不妊ですのに!」
قَالُوا كَذَٰلِكِ قَالَ رَبُّكِ ۖ إِنَّهُ هُوَ الْحَكِيمُ الْعَلِيمُ
彼ら(天使*たち)は言った。「そのように、アッラー*が仰せられたのだ。本当にかれこそは、英知あふれる*お方、全知者なのだから」。
قَالَ فَمَا خَطْبُكُمْ أَيُّهَا الْمُرْسَلُونَ
彼(イブラーヒーム*)は、言った。「では、あなた方のご用件は何なのでしょう、御使いたちよ」。
قَالُوا إِنَّا أُرْسِلْنَا إِلَىٰ قَوْمٍ مُجْرِمِينَ
彼らは、言った。「本当に私たちは、罪悪者である民へと遣わされたのである。
لِنُرْسِلَ عَلَيْهِمْ حِجَارَةً مِنْ طِينٍ
彼らの上に、泥土からなる石つぶてを送るため。
مُسَوَّمَةً عِنْدَ رَبِّكَ لِلْمُسْرِفِينَ
(放逸さと罪において)度を越している者たちに対し、あなたの主*の御許で印をつけられた(石つぶてを)」。
فَأَخْرَجْنَا مَنْ كَانَ فِيهَا مِنَ الْمُؤْمِنِينَ
こうしてわれら*は信仰者だった者たちを、そこ(ルート*の民の町)から脱出させた。
فَمَا وَجَدْنَا فِيهَا غَيْرَ بَيْتٍ مِنَ الْمُسْلِمِينَ
われら*はそこに、服従する者(ムスリム*)たちの一家しか、見出さなかった。
وَتَرَكْنَا فِيهَا آيَةً لِلَّذِينَ يَخَافُونَ الْعَذَابَ الْأَلِيمَ
そしてわれら*は、痛ましい懲罰を怖れる者たちへの御徴を、そこに残したのである。
وَفِي مُوسَىٰ إِذْ أَرْسَلْنَاهُ إِلَىٰ فِرْعَوْنَ بِسُلْطَانٍ مُبِينٍ
ムーサー*にも(、われら*は御徴を残した)。われら*が彼を、紛れもない明証と共にフィルアウン*へと遣わした時のこと。
فَتَوَلَّىٰ بِرُكْنِهِ وَقَالَ سَاحِرٌ أَوْ مَجْنُونٌ
そして彼(フィルアウン*)は、自らの後ろ盾と共に(信仰から)背き、言った。「(ムーサー*)は)魔術師か、あるいは憑かれた者である」。
فَأَخَذْنَاهُ وَجُنُودَهُ فَنَبَذْنَاهُمْ فِي الْيَمِّ وَهُوَ مُلِيمٌ
それで、われら*は彼とその軍勢を捕らえ、彼らを海原へと放り棄てた。彼(フィルアウン*)は、(その不信仰ゆえ)、咎められる者であった。
وَفِي عَادٍ إِذْ أَرْسَلْنَا عَلَيْهِمُ الرِّيحَ الْعَقِيمَ
アード*にも(、われら*は御徴を残した)。われら*が彼らに、不吉な風を送った時のこと。
مَا تَذَرُ مِنْ شَيْءٍ أَتَتْ عَلَيْهِ إِلَّا جَعَلَتْهُ كَالرَّمِيمِ
それは、それが届いたいかなるものも、朽ち果てた骨とせずにはおかなかった。
وَفِي ثَمُودَ إِذْ قِيلَ لَهُمْ تَمَتَّعُوا حَتَّىٰ حِينٍ
サムード*にも(、われら*は御徴を残した)。彼らに「暫くの間、楽しんでいるがよい」と言われた時のこと。
فَعَتَوْا عَنْ أَمْرِ رَبِّهِمْ فَأَخَذَتْهُمُ الصَّاعِقَةُ وَهُمْ يَنْظُرُونَ
そして彼らは自分たちの主*のご命令に反抗したので、彼らの眼前で、稲妻が彼らを捕らえた。
فَمَا اسْتَطَاعُوا مِنْ قِيَامٍ وَمَا كَانُوا مُنْتَصِرِينَ
それで彼らは(懲罰から)立ち上がることも叶わなければ、(自分たちを)救うことも出来なかった。
وَقَوْمَ نُوحٍ مِنْ قَبْلُ ۖ إِنَّهُمْ كَانُوا قَوْمًا فَاسِقِينَ
(彼ら)以前には、ヌーフ*の民も(、滅ぼした)。本当に彼らは、放逸な民だったのだから。
وَالسَّمَاءَ بَنَيْنَاهَا بِأَيْدٍ وَإِنَّا لَمُوسِعُونَ
われら*は天を、偉力によって築いた。われら*こそは、まさに力量あふれる者なのだ。
وَالْأَرْضَ فَرَشْنَاهَا فَنِعْمَ الْمَاهِدُونَ
また、大地。われら*はそれを敷き広げた。そして均し整える者の、何と素晴らしいことか。
وَمِنْ كُلِّ شَيْءٍ خَلَقْنَا زَوْجَيْنِ لَعَلَّكُمْ تَذَكَّرُونَ
また、われら*はあらゆるものに番いを創った。(それは)あなた方が、教訓を受けるようにするためである。
فَفِرُّوا إِلَى اللَّهِ ۖ إِنِّي لَكُمْ مِنْهُ نَذِيرٌ مُبِينٌ
ならば(使徒*よ、こう言うのだ、)「(人々よ、)アッラー*へと避難せよ。本当に私は、かれからの明白なる警告者なのである」。
وَلَا تَجْعَلُوا مَعَ اللَّهِ إِلَٰهًا آخَرَ ۖ إِنِّي لَكُمْ مِنْهُ نَذِيرٌ مُبِينٌ
そしてアッラー*と共に、別の神を(崇拝*の対象として)拝してはならない。本当に私は、かれからの明白なる警告者なのである」。
كَذَٰلِكَ مَا أَتَى الَّذِينَ مِنْ قَبْلِهِمْ مِنْ رَسُولٍ إِلَّا قَالُوا سَاحِرٌ أَوْ مَجْنُونٌ
(クライシュ族*の不信仰者*たちと)同様に、彼ら以前の(不信仰)者*たちのもとに使徒*が到来した時には、彼らは決まって「(彼は)魔術師か、憑かれた者だ」と言ったものだった。
أَتَوَاصَوْا بِهِ ۚ بَلْ هُمْ قَوْمٌ طَاغُونَ
一体、彼らはそのことを勧め合っていたのか?いや、彼らは放逸な民であった。
فَتَوَلَّ عَنْهُمْ فَمَا أَنْتَ بِمَلُومٍ
ならば(使徒*よ)、彼ら(シルク*の徒)に背を向けよ。あなたは(誰からも)、咎められる者ではないのだから。
وَذَكِّرْ فَإِنَّ الذِّكْرَىٰ تَنْفَعُ الْمُؤْمِنِينَ
そして(同時に、人々に)教訓を与えよ。本当に教訓は、信仰者たちの役に立つのだから。
وَمَا خَلَقْتُ الْجِنَّ وَالْإِنْسَ إِلَّا لِيَعْبُدُونِ
われがジン*と人間を創造したのは、彼らがわれ(のみ)を崇拝*するために外ならない。
مَا أُرِيدُ مِنْهُمْ مِنْ رِزْقٍ وَمَا أُرِيدُ أَنْ يُطْعِمُونِ
われは彼らから糧が欲しいわけでもなければ、彼らがわれに食べさせてくれるのを欲しているわけでもない。
إِنَّ اللَّهَ هُوَ الرَّزَّاقُ ذُو الْقُوَّةِ الْمَتِينُ
実にアッラー*こそは糧を授けられるお方、強力さの主、力みなぎるお方なのだから。
فَإِنَّ لِلَّذِينَ ظَلَمُوا ذَنُوبًا مِثْلَ ذَنُوبِ أَصْحَابِهِمْ فَلَا يَسْتَعْجِلُونِ
ならば、(預言者*ムハンマド*を噓つき呼ばわりするという(不正*を働いた者たちにこそは、彼らの仲間たちの罰と同様の罰がある。彼らはわれに、(それを)性急に求めてはならない。
فَوَيْلٌ لِلَّذِينَ كَفَرُوا مِنْ يَوْمِهِمُ الَّذِي يُوعَدُونَ
不信仰である者*たちに、彼らが(懲罰を)約束されている、彼らの日の災いあれ。